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リポート <図書館を訪ねて>

ドイツ編 日本研究者に評価の高い「ヨミダス」

「ヨミダス歴史館」は北米、欧州、アジアなど世界各地の図書館で利用されています。ドイツは欧州でも特に日本研究の盛んな国の一つです。データベース部ではこの秋、欧州出張に合わせて、契約館の一つであるベルリン国立図書館など日本関連施設を訪問しました。

□ ベルリン国立図書館

まず訪れたのは、ドイツ語圏で最大の規模を誇るベルリン国立図書館です

ベルリンのミッテ地区にあるこの図書館には、東西分裂の歴史があります。ウンター・デン・リンデン通りにある旧東ドイツ側の館と、ポツダム通りにある旧西ドイツ側の館の2つの館があります。東西ドイツ統一後の1992年に統合されましたが、わずか3キロほどのところに立派な2つの館がある恵まれた環境です

同館では、2009年から「ヨミダス歴史館」の利用を始めました。日本関係資料を担当する東アジア部日本課があるのは、ポツダム通りにある館。幅や高さに凹凸のある現代的なデザインの建物で、反対側に立つベルリン・フィルハーモニーのコンサートホールの設計で有名なハンス・シャロウンが手がけたそうです。「この図書館は、大きな船に似た外観から『本の船』と呼ばれているんですよ」と東アジア部日本課主任研究員のウルズラ・フラッヘさん。

図書館の入り口を入ると広い玄関ホールがあり、利用者はセキュリティーゲートを通って階段を上っていきます。帰るときもまた同じ階段を下りるのですが、よく見ると左右の階段の幅が異なっています。実はここにも建築家のこだわりがありました。

「右の狭い階段を上って行った人が帰りは広い階段を下りてくる。つまり、知識のなかった人が図書館で知識を得て帰って行くということを表しています」とフラッヘさんが話してくれました。

階段を上りきると、そこに広がる高い天井の巨大スペースに驚かされます。「人々が自由にディスカッションできる場に」という願いからこの空間が設けられたとのことですが、「図書館は本来、大きな声で話す場所ではないので」(フラッヘさん)、実際には館内は静まりかえっています。また、館内のあちこちに設置されている800席以上の閲覧コーナーも実にゆったりとした設計となっています。

「ヨミダス歴史館」は日本研究者の間での評価は高く、最近では、明治期や大正期の古い記事だけでなく、日本のポップカルチャーを伝えるアニメ、漫画、アイドルなど平成の記事についても照会が増えているそうです。

東アジア部では日本語、中国語、韓国語といった言語の書籍などを収集するだけでなく、西欧言語で書かれた東アジアに関する学術書も収集しています。図書館利用者から質問があれば、担当司書がカウンターに来て直接相談に乗ってくれるとのことです。

□ ベルリン日独センター

ベルリン南西部の閑静なダーレム地区に位置するベルリン日独センターは、1985年に設立されました。1987年からベルリン中心部に第2次大戦後廃墟のまま残っていた旧日本大使館を修復した建物で業務を行っていましたが、1990年のドイツ統一により首都がボンからベルリンへ移転、在ドイツ日本大使館もベルリンの元の場所で業務を再開することになったため、1998年に現在の場所へ移転しました。

学術会議、文化イベント、日本語講座や交流プログラムなどを通じ、「日本とドイツ、アジアと欧州の出会いの場」として活発な事業活動を行っています。

センター近くに住むドイツ人主婦は「子供が折り紙が大好きなので、折り紙のイベントがあるとセンターに連れて行っています」と話してくれました。

センター1階にある図書館は、日本あるいは日独関係に興味のある人々の利用を目的に運営されています。日本語、ドイツ語、英語の約1万3千冊の蔵書があり、その半数は日本語の出版物です。

同図書館のカトリン・ミュラーさんによると、利用者は在留日本人とドイツ人が半々くらいで、近くにあるベルリン自由大学の学生たちがよく本を借りに訪れるということです。また、日本語の絵本など子供向け書籍を借りに来る在留日本人の利用も多く、この10月には絵本コーナーがオープンしました。

同センター内の書庫には2009年までの読売新聞縮刷版が保管されており、図書館利用者から依頼があれば閲覧できるようになっています。

(2016年12月13日)

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