「テレビ 放送番組」と見出し検索すると、日付ごとの一覧がヒットします。その中から選んだのは50年前の1971年3月1日朝刊。
まず目につくのは番組名の前にある「カラー」の文字。この頃はまだ白黒放送との混在期だったので、わざわざ入れていたんですね。確かテレビ画面の下の方にも「カラー」と出ていたような気がします。年齢がばれてしまいますね。
朝の番組。NHKの朝ドラは「虹」で主演は南田洋子さん。現在放送の「おちょやん」は103作目の朝ドラですが、「虹」はまだ10作目です。フジテレビは「みんなであそぼう!ピンポンパン」で、出演は渡辺直子さん。NET(現テレビ朝日)は「奈良和モーニングショー」で、内容は「寝化粧しない女は女じゃない!」。寝化粧などという言葉は久しく耳にしていないように思います。
昼には、「ベルトクイズQ&Q」の懐かしい名前が。アニメ「ちびまる子ちゃん」に登場したこともあるクイズ番組です。「桂小金治アフタヌーンショー」「青島幸男のワイドショー」「お昼のゴールデンショー」などのワイドショーが並ぶ一方、「愛の劇場『氷点』」などの帯ドラマも。
夕方から夜7時ごろにかけては「夕焼け番長」「赤き血のイレブン」(日本テレビ)、「サインはV」(TBS)、「仮面の忍者赤影」(フジテレビ)、「魔法のマコちゃん」(NET)と、再放送も含め子供向け番組が目白押し。現在、平日のこの時間帯は、Eテレを除くと子供向け番組は30分アニメが1本ある程度で、大半の局で4時前から7時頃までニュースを放送しています。少子化に加え、塾や習い事でこの時間にテレビを楽しむ子供が減っているのでしょう。50年前と今との生活サイクルの違いは、テレビ欄からもうかがえます。
昔のテレビ欄をじっくり眺めると、懐かしかったり意外な発見があったりと、けっこう楽しめるかもしれません。(は)