読売新聞

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昭和24年(1949年)12月11日付 「クリスマス菓子やり玉 / 闇取り締まり」

 これは不幸なクリスマスケーキのお話です。記事は、銀座のお菓子屋さんが飾ったデコレーションケーキに使った白砂糖が、ヤミのものだったということで、築地署がケーキの取り壊しを命じたと報じています。腕利きの職人が3、4人がかりで、三日三晩かけて作り上げた労作(しかも、販売用でなく観賞用)を壊せとは、あんまりな話。記事も「ムザムザこの朝こわされてしまいました」と同情的です。
 それにしても、戦争が終わって4年たってもまだヤミでなければ砂糖が十分手に入らないほど、日本は貧しかったのですね。今年のクリスマスは、そういう時代があったことを心に刻みながらケーキをいただこうと思います。「クリスマスケーキ ヤミ」でキーワード検索を。ケーキの写真も見られます。(も)

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