読売新聞

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明治39年(1906年)11月13日~12月8日付 連載小説[神通力]

 イギリスの小説家コナン・ドイルが生み出した探偵シャーロック・ホームズが最初に登場したのは「緋色の研究」です。この小説が日本を舞台に翻案されて、明治時代の読売新聞に連載されていました。タイトルは「神通力」で、翻案したのは風葉散人。この風葉散人は小説家・小栗風葉の別名です。
 ワトスンは和田真吉、ホームズは堀見猪之吉となっており、何となく原作に似せる努力をしているような……。ただし、訳出は部分的で、堀見(ホームズ)の華麗な推理は披露されず、まさに「神通力」で事件を解決してしまいます。読売新聞ではこのほかにもディケンズの「クリスマス・キャロル」が「影法師」の題名で竹の舎主人(饗庭篁村)によって翻案されています。それぞれ「神通力 コナン・ドイル」「影法師 ディケンズ」でキーワード検索を。(は)

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