読売新聞

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明治31年(1898年)4月18日付「樋口二葉」

 小説「たけくらべ」で知られる女性作家・樋口一葉。その一葉がわずか24歳で亡くなってから2年後の明治31年。読売新聞紙上に「樋口二葉」なる名前が出てきます。4月18日の「[月曜付録]新小説及び文芸倶楽部/門外生(戸川秋骨)」という記事で、文芸時評の担当だった戸川秋骨が「左びき 樋口二葉氏作、評なし、ただし作者の名について一言すべし」と書いています。国民新聞がこの二葉氏を故一葉氏の妹と断定したかのように「姉君に比して」などと評を加えたことについて、戸川は「折々市下の新聞にその名を見る人」だから「何としたる疎忽(そこつ)ぞ」と批判しています。
 この樋口二葉は別名を樋口新六といい、東京絵入新聞の記者だったようです。一葉の名声を利用するつもりだったのでしょうか。「樋口二葉」でキーワード検索してください。(は)

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