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「寅年あれこれ」

 来年は寅年(とらどし)。トラは千里を駆けて帰ってくるといわれています。今年もコロナの流行は続きましたが、トラのたくましいエネルギーで来年こそ社会に活気が回復することを願わずにはいられません。
 寅と言えば、映画「男はつらいよ」のフーテンの寅こと車寅次郎。1974年1月1日の「“泣いてたまるか”寅の年」では、初詣の記事で、押し寄せた人波に寅さんの“出生地”柴又帝釈天が「この分じゃ例年の5割増」と“トラ”ぬタヌキの皮算用をしているとあります。
 1914年1月1日には「寅年の俳優」の紹介もあり、実川延二郎、森律子、林扇雀、佐藤はま子ら10人が写真付きで掲載されています。
 「寅年のサラリーマン 自慢は実行力!? 生き方共感はタイガーマスク」(1998年1月6日東京朝刊)は、キリンビールがまとめた「“年男”サラリーマン調査(寅年編)」の記事。
 最もトラのイメージに合う年男の有名人としては、巨人の松井秀喜選手(1974年生まれ)がトップに選ばれたとあり、ゴジラのイメージだけでなかったのが意外です。
 また、トラにまつわるキャラクターの中で、だれの生き方にあこがれるか(複数回答)では、体を張って自分の大切なものを守る「タイガーマスク」的な生き方が36.0%と最も共感を集め、次いで自分の才能を生かして富と名声を得る「タイガー・ウッズ」(33.5%)、わが道を行く「フーテンの寅さん」(23.8%)が上位を占めたそう。
 2022年の寅年に同じ調査を行ったら、どのように変化しているでしょうか?(は)

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