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インタビュー 明治大学 学術・社会連携部 中央図書館事務室

久松薫子さん

図書館に調べ物の相談に訪れる学生には、まず新聞で調べてみたらと新聞データベースを紹介することが多いです。新聞は日々発行されていて、非常に充実した資料。学生はデータベースの存在を教えると重要性をすぐに理解して使うようになります。新聞データベースは、過去が蓄積されていくものなので、歴史的な出来事から、最近の出来事まで、深く知ることができます。

図書館でゼミツアー

大学3、4年生と大学院生が学ぶ駿河台キャンパスの中央図書館では「ゼミツアー」を行っています。ゼミを担当する教員が申し込み、学部・大学院のゼミや授業単位で行います。論文執筆のための文献の探し方や学術分野に対応した資料を図書館員が案内します。その中で、教員から新聞記事の検索方法の紹介を依頼されることも多いです。

ある法学の教員からは、新聞データベースで著名な判決を読むように指導してほしいと要望をもらいました。新聞では判決にいたる背景などがわかりやすい言葉で解説されています。もちろん、法学専門の文献のデータベースもありますが、そういったデータベースでも、新聞記事が資料として扱われているほどです。

また、学部間共通総合講座「図書館活用法」の中で、新聞データベースを使った演習の時間を設けています。テーマとする時事用語について新聞データベースのみを使って調べます。この演習は図書館員が担当し、講座は単位にもなります。特に、まだ学術的な研究テーマとして確立されていない、新しい分野のことを調べるのに新聞データベースは役立ちます。

専門的な情報が集まっている論文のデータベースと新聞のデータベースを併用して検索することを薦めています。新聞検索は、学生も問題なく簡単に利用しています。

就活の企業研究に

ヨミダス歴史館は、検索しやすく、字も見やすいです。古い紙面イメージも拡大しやすく、社会の動きを知るのによい資料です。特に、明治・大正・昭和の広告検索は学生の調べ物によく使われています。ある商品の歴史について調べたいとき、本で調べることもできますが、当時の広告で、どこで、いくらで売っていたというのがわかるというのはとても貴重です。

例えば「会社からの給料が振り込みになったのはいつか」を知りたいという問い合わせがありました。その際は銀行の広告から時期を特定することができました。単独で論文のテーマになるわけではありませんが、研究には必要な情報です。

就職活動にもよく利用されています。志望する企業がどのように報道されているのか、また商品や歴史について、エントリーシートを書く際には、知っていなくてはならない情報です。それが一括して調べられるので、企業研究に役立っています。

学生が、就職活動中に「教養をつけたい」と相談してくることもあります。その時には、新聞を読むことを薦めています。新聞では、知らなかったこと、これまで興味がなかったことを偶然目にして、知識を得られます。新聞を読むことは就職活動の基本につながります。(2019年3月5日)

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