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虫めがね

明治40年(1907年)11月17日付 「漱石の人物とその作物」


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 人物は「破廉恥不徳義」、作家としては「三流」――文豪の代名詞のような大作家・夏目漱石が徹底的にこき下ろされています。当時の文壇は自然主義の全盛時代。この記事の筆者も熱烈な自然主義擁護派で、反自然主義の漱石批判は不思議ではありませんが、作品はともかく人物まで全否定とはさすがに驚きです。漱石は読売新聞にも何度か長文の寄稿をしましたが、この年、小説執筆のため朝日新聞に入社し、代表作を連載していきます。漱石批判の激しすぎるボルテージは、そのあたりにも原因が? 「漱石 人物 作物」でキーワード検索できます。(む)

 

 

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